フリーランスの若手エンジニアにとって、SNSは重要なコミュニケーションツールです。フリーランスの難点は自分ひとりの環境で、作業をしなければいけない点です。SNSで同じ若手フリーランスのエンジニアと繋がる事で、孤立化する事を防げます。
また先輩のエンジニアからSNSを通してアドバイスを受け取れたり、困った問題が発生した時、SNS上でつぶやく事で不特定多数の同業者が自然と知恵を出してくれるなど、個人で仕事をしていて遭遇するトラブルとリスクを上手くカバーできるのが利点です。
一方でSNSを活用する上で、いくつかの注意点があります。最初に気を配りたいのが情報漏洩です。フリーランスのエンジニアは信用力が第一です。クライアントの情報を無意識的にSNSでつぶやいてしまえば、後で信用問題に発展しかねません。依頼主の具体名を挙げなければ平気、というわけではありません。
関わっているアプリの仕様や開発中のゲームについての極秘情報など、悩み相談や世間話のつもりで、そういった事項をSNSでつぶやいてしまえば、外部からでもおおよその仕事内容が特定されかねません。ついSNSはカジュアルに使ってしまうものですが、仕事上知りえた秘密や情報をそのまま投稿すれば、クライアントからの信用は喪失しかねません。
また当然ですが、仕事に関する愚痴や不満など、依頼主の企業や仕事内容が特定できる情報を入れてしまうと、同じく信用問題に繋がるので要注意です。SNSはプライベートなメディアではなく、常に世界中の人々に見られているという意識が不可欠です。